水火天満宮 登天石
(とうてんせき)

 水火天満宮境内中央の南側に置かれている登天石(とうてんせき)は烏帽子の形をした石です。

 登天石は都を水難から守るために菅原道真公の神霊がこの石の上に降り立ち、再び天に昇って雲の中に消えていったと伝えられています。

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水火天満宮の参拝 境内参拝自由
水火天満宮の場所
 京都市上京区堀川通上御霊前上る扇町722
水火天満宮へのバス
 堀川通を走る市バス「天神公園前」下車

水火天満宮登天石の由緒

登天石

延喜三年(九〇三年)菅原道真太宰府の地にて五十九年の生涯を閉じた。その死後、都では転変が相次ぎ人々は道真の怨霊のせいだと信じ込み、時の醍醐天皇は延暦寺の法性坊尊意僧正に、祈祷を依頼し、勅命を受けた尊意は早速に山を下り、宮中に急いだ。途中賀茂川まで来ると突如として、水位が増し町へと流れ込んだ。尊意は騒がず数珠をひともみして川に向かって祈りを捧げた。すると不思議なことに水位は下がり、真っ二つに分かれ水流の間にひとつの石が現れ、その上に道真の霊が現れ、やがて雲の中に消えていった。その石を供養し登天石と名付けた。
上は水火天満宮に掲示されている登天石の由緒書(下の写真)を再録しています。