大樟-京都観光写真集

TOP

新熊野神社の大樟(京都市の天然記念物)

 

由 緒

後白河上皇お手植の「大樟(クスノキ)」さん

今から約830年前、当社草創の砌(ミギリ)、後白河上皇は紀州国(和歌山県)の熊野から土砂、材木などをこの地に運び、熊野になぞらえて、その新宮、即ち新熊野(イマクマノ)神社を創建された。その折、熊野より移植、国家鎮護と万民福祉とをご誓願、お手植されたのが、現在の大樟(クスノキ)である。又熊野の神々がご降臨になる「影向の大樟(ヨウゴウのクスノキ)」といいい、健康長寿、病魔退散特に上皇が常にお腹を煩(ワズラ)っておられたところから「お腹の神様」と信仰され、人々から「大樟大権現(クスノキダイゴンゲン)」と尊崇されている。
朝夕排ガスの激しい場所にありながら、樹勢は益々旺盛で、日夜人々の営みを見守り続けている姿は、尊く畏き極みである。(京都市の天然記念物)
上は新熊野神社境内の大樟の前に掲げてある由緒書をそのまま再録しています。

▼新熊野神社は下の3枚の写真をご覧いただけます。▼

大樟は東大路通から鳥居をくぐった左にあり、大樟の根本に「大樟大権現」が鎮座しています。大樟大権現の前には大樟の一部を切り取った「大樟のさすり木」が置いてあります。お腹の具合が悪い方はさすってみてください。

新熊野神社大樟大権現の御神徳
 健康長寿、病魔退散、特にお腹の病気にご利益があります。
新熊野神社の鎮座地 京都市東山区今熊野椥ノ森町42

▼新熊野神社境内の南東の隅にある大樟(くすのき)
京都観光ガイド新熊野神社2