八大神社と宮本武蔵
(はちだいじんじゃ)

 宮本武蔵は吉岡道場との決闘の前に八大神社に立ち寄り、「我神仏を尊んで神仏を恃(たの)まず」と言ったとのことです。

 八大神社の境内には宮本武蔵の二刀流のブロンズ像が立ち、初代下り松の古株も祀られています。

 お参りすると必勝祈願に必要な力や才能が得られるご利益がいただけるそうです。

 一乗寺地区には歴史と由緒あふれる神社仏閣が多く、八大神社の西隣には四季を通じて美しい庭が見られる詩仙堂があります。

八大神社の鎮座地 京都市左京区一乗寺松原町1
八大神社の参拝 境内参拝自由
八大神社への公共交通機関
●市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約8分(京都駅前より市バス5系統に乗車)
●叡山電鉄「一乗寺」下車、東へ徒歩約15分

八大神社の由緒

八大(はちだい)神社由緒

  京都市左京区一乗寺松原町壱番地鎮座
御祭神
 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
 稲田姫命(いなだひめのみこと)
 八王子命(五王子三王女)
由緒 当社は永仁二年三月十五日勧請(今より約七〇〇年前)(西暦一二九四年)祇園八坂神社と御同神に坐し古来より北天王(北の祇園)と称し皇居守護神十二社中の一にして都の東北隅表鬼門に位置し、方除、厄除、縁結び、学業の神として世の信仰厚く、後水尾天皇、霊元天皇、光格天皇、修学院離宮行幸の砌り御立寄り白銀等御奉納あり
明治六年十月五日 藪里牛頭天王社(永享十年十一月廿八日勧請)(西暦一四三八年)
同 七年三月五日 舞来寺八大天王社(永享十年九月朔日勧請)(西暦一四三八年)
を合祀す。大正十三年幣帛供進神社に指定せられる。
因に、剣聖宮本武蔵が、吉岡一族と決斗せし当時の“下り松(さがりまつ)”の古木は本殿西に保存してある。
例 祭 五月四日
氏子祭 五月五日
上の文は八大神社に掲げられている由緒書(下の写真)を再録しています。

index