藤森神社 ふじのもりじんじゃ
藤森神社境内に二つある紫陽花(あじさい)苑では約40種、3,500株の見事な花が鑑賞できます。
西洋あじさい、額あじさい、アナベル、おたふくあじさい等の花が紫、青、白、ピンクの色で咲き競います。
藤森神社の鎮座地
京都市伏見区深草鳥居崎町609
境内拝観自由
紫陽花苑入苑
300円(6月上旬~7月上旬)
藤森神社への公共交通機関
京阪電車「墨染」駅、JR奈良線「藤森」駅より徒歩約5分
藤森神社の由緒
▼下の文章は藤森神社に掲示されていた京都市の駒札(下の写真)を再録しています。
藤森神社 ふじのもりじんじゃ
平安遷都以前に建立された古社で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、神功(じんぐう)皇后、日本武尊(やまとたけるのみこと)など十二柱に及ぶ神々を祀り、洛南深草の産土神(うぶすながみ)としえ崇敬されている。
「菖蒲の節句」発祥の神社として知られ、菖蒲が勝負に通じること、毎年五月五日に行われる藤森祭で曲乗りの妙技で有名な「駈馬(かけうま)神事」が行われることから、勝運と馬の神社として特に信仰が厚い。また、日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王(とねりしんのう)を祭神としていることから、学問の神としても信仰されている。
本殿は、正徳二年(一七一二)に中御門(なかみかど)天皇より賜った宮中内侍所(ないしどころ)(賢所(かしこどころ))の建物といわれる。また、本殿背後東にある八幡宮は応神天皇を祀り、西にある大将軍社は磐長姫命(いわながひめのみこと)を祀る。どちらも重要文化財に指定されており、特に、大将軍社は平安遷都のとき、王城鎮護のため京都の四方に祀(まつ)られた社(やしろ)の一つであるといわれ、古来より方除けの神として信仰されている。
本殿東の、神功皇后が新羅侵攻の際に軍旗を埋納したといわれる旗塚や、二つとない良い水として名付けられたという名水「不二(ふじ)の水」は有名である。
六月の紫陽花(あじさい)が見事で、「紫陽花の宮」とも呼ばれている。
京都市
▲上は藤森神社に掲げてあったの京都市の駒札説明板(下の写真)を再録しています。