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北野天満宮

 

北野天満宮(きたのてんまんぐう)

菅原の道真公を祀り、一般に「北野の天神さん」と呼ばれ、学問の神として崇められている。天暦元年(947)の創建と伝え、天徳3年(959)藤原師輔(もろすけ)によって社殿が整備され、天15年(1987)には、豊臣秀吉が、付近一帯の松原で北野大茶会を催した。本殿(国宝)は、豊臣秀頼が、慶長12年(1607)に造営したもので、権現造(ごんげんづくり)の代表的遺構である。また、中門は三光門と呼ばれ、後西天皇筆の勅額「天満宮」を掲げている。宝物としては紙本着色北野天神様縁起絵巻(国宝)などの貴重な文化財を蔵している。毎年2月25日には梅花祭、10月4日には瑞饋祭(ずいきまつり)が催されるほか、毎月25日の道真公の命日には多くの参拝者で賑わう。京都市
上は境内の京都市の説明板を再録したものです。

菅原道眞(すがわらのみちざね)

承和12年6月25日(西暦845年8月1日)生まれ〜延喜3年2月25日(西暦903年3月31日)没す。生誕地には諸説があり、本当のところは定かではありません。京都市上京区の「菅原院天満宮神社」、京都市下京区の「菅大臣天満宮」、京都市南区の「吉祥院天満宮」、他に奈良市の「喜光寺」が菅原道眞の生誕地を主張されていますが、それぞれの遺跡や物語がまことしやかで興味が湧きます。平安時代の非常に優れた学者、政治家で宇多天皇の代に右大臣にまで上り詰めました。しかし、左大臣藤原時平にいじわるをされて、九州の大宰府へ左遷され、そこで没せられました。太宰府から都を忍んで詠んだ和歌「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘れそ」はよく知られています。現代は学問の神様として特に受験生に崇められています。

北野天満宮の詳しい解説と写真は別ページの
北野天満宮でご覧ください。

北野天満宮は全国に数多い天神さんの総本社です。学問の神様として知られ、梅が咲き始める時期と入試の時期が重なり、受験生の参詣が多く拝殿の前で行列ができます。

北野天満宮の御祭神 菅原道真公
北野天満宮の鎮座地 京都市上京区馬喰町  駐車場 有り
北野天満宮への公共交通機関
 京福電鉄北野線「白梅町」下車、東へ徒歩約8分
 今出川通を走る市バス「北野天満宮前」下車すぐ

国宝に指定されている北野天満宮拝殿
京都観光ガイド北野拝殿