高山神護寺は京都きっての紅葉の名所です。

 

高雄山神護寺(じんごじ)

 

神護寺 じんごじ

 高雄は清滝川の渓谷沿いの栂尾、槙尾とともに三尾と呼ばれ、古くから紅葉の名勝として有名です。清滝川の懸崖に建つ神護寺の秋は境内全体が赤い紅葉に包まれます。

由  緒

神護寺(じんごじ)

 高雄山と号し、高野山真言宗の別格本山である。当寺の起原は、もと高雄山寺といい、天応元年(七八一)愛宕(あたご)五坊の一つとして建立されたといわれ、また和気清麿(わけのきよまろ)が河内(かわち)国(大阪府)に建てた神願寺を天長元年(八二四)この地に移し、空海(くうかい)(弘法(こうばう)大師)が住持となって、神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)と改稱した。その後寺運は次第に衰え、寿永三年(一一八四)文覚(もんかく)上人の中興もあったが、応仁の乱で再び衰え、豊臣・徳川氏などによって漸次修営され、現在に至っている。
 大師堂(重要文化財)は桃山時代に再建されたもので納涼房といって、もと空海の住房であったと伝える。また鐘楼にかかる銅鐘(国宝)は貞観(じょうがん)一七年(八七五)の鋳造で橘広相(たちばなひろみ)の序詞・菅原是善(これよし)の撰銘・藤原敏行の書で古来三絶の鐘といい、著名である。金堂内の薬師如来立像・多宝塔内の五大虚空蔵(ごだいこくぞう)菩薩坐像(いずれも国宝)のほか、多くの重要文化財を有する。
      京都市
▲上は神護寺に掲げてある右下の写真の京都市の駒札説明板を再録しています。

神護寺1

神護寺2

神護寺3
▲神護寺に掲示されている京都市の駒札説明板