大覚寺(だいかくじ)

 大覚寺は御影堂、五大堂(本堂)、霊明殿、御霊殿(安井堂)、正寝殿などの典雅な御所風の建物が回廊によって結ばれ、拝観者は回廊を歩いて狩野派の障壁画などを鑑賞することができます。

 この小刻みに曲がる回廊の柱を雨に、床を稲妻に見立て「村雨の廊下」と呼ばれます。

  大覚寺で栽培されている嵯峨菊は、境内の菊ヶ島に自生していた菊を江戸期に品種改良されたもので、2メートルもある草丈は殿上から花を観賞する目的で作られました。

 大覚寺だけで栽培される門外不出の嵯峨菊は、毎年11月1日~11月30日の1ヶ月間に大覚寺で開催される嵯峨菊展で1000鉢もの美しい菊の花が鑑賞できます。

 嵯峨菊は日本三大名菊に数えられる古典菊といわれています。

 大覚寺は華道の嵯峨御流の発祥地でもあります。

 大覚寺の拝観時間、拝観料、交通手段については大覚寺大沢池をクリックすると別ページにくわしく書かれています。