日吉大社樹下宮本殿(京都近郊大津市の神社)

 

日吉大社 樹下宮本殿(重要文化財)

 

由 緒

日吉大社摂社樹下神社本殿

(ひよしたいしゃせっしゃじゅげじんじゃほんでん)
この本殿は、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、後方三間(さんげん)・二間(にけん)が身舎(もや)、その前方一間通しの廂(ひさし)が前室となっています。数ある流造のなかでも比較的大型のもので、床下が日吉造(ひえづくり)と共通した方式であることや向拝(こうはい)階段前に吹寄格子(ふきよせこうし)の障壁(しょうへき)をたてているのは、この本殿の特色となっています。文禄(ぶんろく)四(一五九五)年に建てられたことが墨書銘(ぼくしょめい)によってわかりますが、細部の様式も同時代の特色をよく示し、格子(こうし)や破風(はふ)、懸魚(げぎょ)などに打った飾り金具は豪華なものです。明治三九(一九〇六)年四月に国の重要文化財に指定されました。 大津市教育委員会平成四(一九九二)年三月
上は樹下宮本殿の前に掲げてある大津市教育委員会の由緒書を再録しました。

日吉大社摂社大物忌神社

東本宮境内に鎮座する摂社大物忌神社は日吉中七社の一社で大行神社とも呼ばれ、御祭神は大山咋神の父神とされる大年神で豊作、穀物守護の神とされます。 社殿は元和五年(1619)年に再建されたものですが、近く大改修する旨書かれています。「大行事水」と呼ばれるわき水が社殿の後方から湧いています。

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