長刀鉾の曳初(ひきぞめ)−祇園祭は八坂神社の夏の祭事です。

 

長刀鉾の曳初(ひきぞめ、7月12日午後)

長刀鉾のくわしい写真と解説は別サイトの「長刀鉾」のページをご覧ください。

長刀鉾曳初
(平成21年7月12日の写真)

 長刀鉾は7月10日より鉾建(ほこたて)が始まり、組立や飾り付け等が出来上がった鉾は12日の午後3時半より曳初(ひきぞめ)と呼ばれる試し曳きが行われます。京都市のメインストリート烏丸通と四条通が交差する四条烏丸の東に置かれている長刀鉾は、四条通の北側を車両通行止めにして東に向かい、今度は後ろ向きに曳かれて再び元の位置に戻ります。四条通の東端には八坂神社がありますが、長刀鉾は八坂神社までは行きません。稚児や囃子方が鉾に乗り込み、音頭取り、屋根方、車方なども17日の巡行と同じ正装姿で参加します。曳初には子供や女性も参加して綱を引くことができ、この綱を引くと1年の間の厄除けになるといわれています。四条烏丸の西を鉾町とする函谷鉾と月鉾、烏丸通より一筋西の室町通に四条通を挟んで鉾町とする菊水鉾と鶏鉾もこの日に曳初が行われ、12日の午後のこの辺は曳初に参加する人と見物の人達で賑わいます。右の写真は梅雨晴れに恵まれた2009年7月12日の長刀鉾曳初の様子です。
長刀鉾の鉾町(所在地)
 
京都市下京区四条通烏丸東入る長刀鉾町

京都観光祇園祭曳初